タイに日本の文部科学省に承認された日本の高校があるのを知ってますか?
学校はバンコクから車で30kgほど、スワンナープ国際空港から30分程の場所にある「如水館バンコク高等部」。全日制の普通科で私立在外教育施設という位置づけの学校になります。
今回紹介する学校は日本から受験でき卒業生は日本の大学へ多く進学しています。日本の学校であることから日本の高校で行われる定期模擬試験を受けることもできます。
受験資格として日本国内の中学校卒業見込みのもののみとなっていますが、インター校、タイ以外の私立在外教育施設卒業者の受け入れについても相談は可となっているようです。
海外に住んでみたいけど、子供が高学年で英語が堪能でないから行ける学校がなくて諦めていた人や、海外の日本人学校へ通っていて中学卒業後の進路が見つからない人など日本から海外からも受験のチャンスありです。
海外にある日本の高校ってどんな学校なのでしょうか?
今回はタイのバンコクにある如水館バンコク高等学校を紹介します。
如水館バンコク高等部
学校所在地
92 Soi Sukhumvit 24, Khwaeng Khlong Tan,
Khet Khlong Toei, Krung Thep Maha Nakhon 10110 Thailand
Tel ;02-918-2343(日本国内)
Tel ;+66-2-918-2343(バンコク)
カリキュラム
学校は習熟度別クラス制度を採用しています。
- Aクラス(国公立大学、難関校を目指す)
- Bクラス(私立大学、AO入試を目指す)
海外にある学校ということで生徒の習熟度に差が大きいことから習熟度別のクラスで授業が行われます。
習熟度別クラスは卒業後に目指す進路に直結するもので、日本の国立大学や難関校を目指す生徒向けのAクラス、中学高校の復習、基礎を重視した学習を行う私立大学やAO入試などで日本の大学受験を目指す生徒向けのBクラスがあります。
クラス分けは入試結果に基づいて選考され、各学科によりそれぞれクラス分けされます。1年2年生の頃はクラス分けの再選定が年に数回行われるので、頑張り次第では入学後に難関校を目指すAクラスへ移ることも可能。学力レベル別に授業が行われるのでもっと勉強したい子供は頑張る環境が整っています。
卒業生の進学先は早稲田大学や東京理科大学、明治大学などの超有名難関校への合格実績もあり学力レベルも高いです。
如水館バンコク高等部 入試概要
募集学科 | 全日制 普通科 1クラス 30名 |
出願期限 | 2020年11月2日(月) – 11月13日(金)必着 |
選考日 |
第一回 2020年11月21日(土) 第二回 2020年1月13日(水) ※第2回入学試験は日本国内の中学卒業見込みの生徒に限る |
試験科目 | 国語、数学、英語(リスニング含む)、面接(生徒のみ) |
入試会場 |
バンコク会場;如水館バンコク高等部 日本会場;如水館高校(広島県三原市) |
※2020 – 2021年度調べ
受験料
- ¥35,000円(日本受験者)
- 10,000バーツ(タイ受験者)
※海外の日本人学校在籍者は学校で出願書類を担任に提出する
※他、海外在住者は郵送で提出
入学試験概要
入試時間割 | 詳細 |
~8:45 | 集合点呼 |
8:45~8:55 | 受験上 |
9:00~9:50 | 英語(50分) |
10:00~10:50 | 数学(50分) |
11:00~11:50 | 国語(50分) |
11:50~12:30 | 昼食休憩(給食あり) |
12:30~ | 面接 |
※希望者には入試会場までバンコク中心地エンポリアム横バンコク銀行前からバス往復送迎あり
選考方法
- 学科試験:国語・数学・英語 各 100 点の計 300 点満点
- 調 査 書:調査書記載の内申点のうち、学習の記録を 5 教科(国・数・英・社・理)で75 点満点。
- 面 接:受験生 1 名に対して、複数の教員が面接。(約 10 分)
合格発表
- 2020年11月27日(金)タイ時間
在籍する中学へ連絡
ホームページ上での発表は当日10時から17時のみ(電話問合せなし)
※入学希望者は2020年12月11日までに入学手続き、振込手続きを済ませること
入学手続き 学納金
※通貨はTHBタイバーツ
入試金 | 100,000 |
施設設備費 | 60,000 |
年間授業料 | 390,000 |
教科書・服教材費 | 20,000 |
すらら | 6,000 |
合計 | 576,000 |
※その他制服、給食費、バス送迎代、修学旅行、校外学習費など別途支払いあり
※2020年-2021年度調べ
まとめ
高校卒業後は日本の大学に進みたいと思っている子供だったら大学進学前の高校から日本の教育で勉強する日本の高等学校に進むという選択は有利でしょう。
親の仕事の都合や海外移住ブームなどで海外のインター校へ通うことになったけど、将来は日本の大学に通いたいと思っている子供は案外多いそうです。昨今の留学ブームで日本からアジアに海外移住すいる家族が年々増えていますが、インター校に通ったはいいけど中学、高校の進路を考えていなかったり、インター卒業後の進路を決めていないという生徒が多いことは事実です。
海外からいきなり日本の高校へ通うのについていく自信はない場合や、親の仕事の都合で日本には帰れない生徒が、海外の日本の高校からに日本の大学進学を目指すという選択肢もあるという例として今回は番外編で海外にある日本の高校を紹介しました。
将来日本の学校へ通いたいと思っているならば一度検討してみてもいいかもしれません。