海外旅行先でクレジットカードを使う時にお店の人からどちらの通貨での支払いを希望しますか?と聞かれたことありませんか?
※どちらのというのは日本円で払うか、現地のレートで払うかというのを聞いています。
私、いろいろな国でこのセリフを何度も言われてきましたが正直毎回どちらがいいのかさっぱり分かりませんでした。その時々の気分で支払ってきてて何となく気になりながらもそのままやり過ごしていました。
先日ちょっとそのことがすごく気になりだし、調べてみましたので自分メモがてらこちらでも紹介したいと思います。
適当に答えてきた質問でしたが、これすごーく大変重要な質問でした。調べてみてびっくり!えっそんなことになってたの?とびっくりしましたよ。今日は、その辺の仕組みをわかりやすく説明したいと思います。
まず最初に、カード会社の為替手数料について。これを知らないと話しがよく分からないと思いますのでまずはそこから。
カード会社の為替手数料について知ろう!
海外でクレジットカードを利用した場合買った時より少し高くなって請求されますよね。これはカード会社の為替手数料が加算されているから。この手数料は海外でクレジットカードを利用した場合どのカードを利用しても必ず取られますが、カード会社によって手数料に違いがあります。高いものを買えば買う程この手数料で大きく金額が変わりますのでしっかり選んで使いたいですね。
ここでおさらい。各種カードの為替手数料は以下です。
VISA = 1.63%
Master Card = 1.63%
JCB = 1.60%
AMERICAN EXPRESS = 2%
Diners Club =1.3%
支払いをクレジットカードで行った場合上記の金額が買い物した金額に加算されて請求されます。
分かりやすくいうと…。
AさんはRM100の洋服をクレジットカード(VISA)払いで購入しました。
その場合にかかるカード会社の為替手数料を実際に計算してみますね。
まずRM100を日本円に変換します。
RM100 =
RM100×1.63=163(商品代金 + 利用手数料 = 手数料)
RM100を日本円に換算すると現在のレートは1RM=25円なのでRM100の洋服は日本円で¥2,500円ということになります。
洋服代 ¥2,500円 + カード会社手数料 ¥163円 = ¥2663円
結果、RM100の洋服をクレジットカードで購入すると支払いは¥2663円になるというわけです。
日本円を外国のお金に両替する時は必ず手数料がかかりますよね。それにあたるのがこちらです。
現地通貨で支払った場合
クレジットカード会社が設定したレートでチェックされ引き落としされます。
海外でクレジットカードを利用した場合、一括支払いを選択しても必ず手数料はかかります。クレカが設定したレートは各カード会社に問い合わせみるとすぐわかります。
日本円で支払った場合
こちらを選んだ場合利用したお店が自由にレートを設定できるんです。
自由にってこれ正直怖いですよね。カード会社のレートよりもはるかに高いレートの決済手数料でチェックされて引き落としされてしまいます。
カードをきった時の値段プラス決済手数料がかかりますから、安いと思って買ったとしても決済手数料次第では思っていた値段よりも高い買い物になってしまうんです。そんなことになったらすごい悔しいじゃないですか!
安いから買ったというのに請求書見てびっくり!エーっと苦情入れたところでもう遅いんです。
カードをきった時、支払い通貨にチェックが入っている状態でサインをしたということは了承したということです。
サインはただ書いただけなんてことにはなりません。
サインは契約書に印鑑押したのと同じぐらい効力あるのものですから、もしこれからそんな機会があなたに訪れた時にははっきりと現地通貨を希望する旨を伝えて下さいね。
数年来、気になっていたカードの支払い通貨の選択。やっと解明できてスッキリ。皆さんも覚えておいて損はありません。ペナンではジョージタウンのコールドストレージでカードを利用した場合上記の質問をされます。