海外留学を目指す人たちにとって、奨学金の利用は欠かせないもの。
長く続く円安の時代、一般庶民には高すぎる海外留学費用に二の足を踏む人も多いですよね。
そんな皆さんにぜひ利用してほしいのが奨学金。
奨学金には、日本国から補助してもらえる奨学金と海外の大学が補助してくれる奨学金があります。
日本の奨学金に落ちてしまっても、海外の国・大学が補助する奨学金が利用できるかもしれません。
特に学位が高いほど奨学金が利用できる可能性も高いので、大学は日本の大学に進学したけど修士、博士は海外に行ってみたい!そうお考えの方なら奨学金利用で思いのほか安く海外大学に進学できるかもしれません。
自分が奨学金対象か非対象かを調べるのも大切ですが、とにかくまずは応募の準備が必要です。
現在、ドイツの奨学金申請の受付期間中です。
締切間際にはサイトへのアクセスがしずらくなるので、早めに応募してくださいね。
新・研究奨学金(旧・博士留学奨学金)
2023年までタイトルに使用されていた「博士留学奨学金」が2024年は「研究奨学金」に変更になりました。
現在日本で、博士号の取得を目指している方のドイツへの留学(7ヶ月以上)を利用したい方は、こちらの博士留学奨学金への応募を検討ください。
対象者 博士号取得予定者
日本またはドイツで博士号取得を目指す人が対象です。
応募資格 (応募時点で以下を満たすこと)
- 最終学位取得から 6 年以内である。
- 博士後期課程に在学中の場合、進学より 3 年以内である。
- ドイツ在住の場合、応募時点から遡って 15 か月以上ドイツに滞在していない。過去の通算ドイツ
滞在期間は問われない。
応募資格(給付中に他の国に滞在予定のある人)
- その滞在が博士号取得のために不可欠であること。
- 滞在地が日本でないこと。
- 滞在期間が、奨学金受給期間全体の 25%を超えないこと。
- 応募書類の研究計画書およびタイムスケジュールに、国外の滞在が明記されていること。
給付期間 7ヶ月~48ヶ月
- ドイツで博士号を取得する場合:最長 48 か月。まず 12 か月の給付が行われ、その後 1 年ごとに給付の延長が審査される。
- Bi-national / Cotutelle の場合:7~24 か月。
- Bi-national の場合:まず最大 12 か月の給付が行われ、その期間の研究成果に基づいて残り
の期間の給付の延長が決定される。 - Cotutelle の場合:まず最大 18 か月の給付が行われる。その後最大 6 か月の延長が可能。
- 研究計画に応じて、複数の期間に分けて奨学金を受給することも可能である。
奨学金給付内容
- 毎月 1,300€(ドイツ滞在中のみ)
- 健康・傷害・個人賠償責任保険
- 旅費補助(滞在が 12 か月以下であれば往復分 2,100€、13か月以上であれば片道分 1,600€)
- 研究補助費、毎年 460€
- 状況に応じて、家賃補助、家族手当、疾病手当などが給付されることもある。
- ドイツ語学習補助
- 奨学金給付決定後、渡独までに参加できるオンラインドイツ語コース
- 奨学金受給開始前に付与される、2~6 か月間の現地での語学研修
- 奨学金受給期間中に参加するドイツ語コースの一部費用
- TestDaF または DSH の受験料
- (Bi-national / Cotutelle の場合)指導教官が、以下の目的で 10 日以下の滞在をするための費用
- 日本側の指導教官が、奨学生の研究の進捗を確認するために渡独する。
- ドイツ側の指導教官が、奨学生の卒業試験に参加するために来日する。
応募方法
- 応募は全て DAAD ポータル(英語またはドイツ語)で行う。
- 応募者はポータル上で申請書を記入し、下記の必要書類をアップロードする。
- 応募が完了すると、提出した書類が一つの PDF データ
(Bewerbungszusammenfassung / Application Summary)として送られてくる。 - (3)を印刷の上、和文申請書とともに DAAD 東京事務所に郵送する。和文申請書以外の書類はすべてドイツ語または英語で作成すること。
提出書類
- 申請書
- 履歴書
- 出版物リスト
- 動機文
- 研究計画書
- 受入承諾書または入学許可書
- 大学の全期間の修了証明書
- 大学の全過程の成績証明書
- 語学能力証明書
- 推薦状
DAAD東京事務所への郵送書類
- 和文申請書
- 応募書類一覧を一部
- 推薦状(減封指示によりアップロードできない場合)
応募締切 2024年10月21日まで
応募先ポータル DAAD
※参照:ドイツ留学 daad.jp