ドイツの奨学金は大学の学士課程への留学、修士課程への留学、博士課程への留学以外に、語学留学の奨学金制度もあります。
大学への留学は1年以上が参加条件なので、金銭的にも精神的にも負担が大きいです。
そんな人におすすめなのが語学留学。
一年間の留学に比べて費用が安く済むこと、旅行気分で渡航できることがおすすめ理由です。
海外留学に興味がある方の最初の一歩としてもおすすめ。
海外で暮らす雰囲気がわかり、次の本格的な正規留学の予行練習にもなるのでいきなり留学は怖いけど試しに行ってみたいという方はぜひ利用してみてください。
こちらでは、語学留学の奨学金の申請書類など募集要項を紹介します。
夏季ドイツ語講座参加奨学金(語学留学)
パフォーミングアーツ
応募資格
- 奨学金受給開始時に 18 歳以上であること。
- 日本の大学(学士、修士、博士課程)に在籍し、奨学金受給開始時までに学部 2 年生を修了していること。
- 以前に本プログラムによる助成を受けていないこと。
- 持続可能性に配慮したふるまいができること。
対象講座
- 最国から認可されたドイツの大学または大学が提携する語学学校による講座を受講すること。授業はドイツ語
だけで行われなければならない。 - 原則として、2025 年 6 月から 9 月の間に受講すること。
- 少なくとも 18 日間(原則として、到着および出発日を除いて週 5 日間)、週 25 時間以上の授業に参加す
ること。 - 検索サイトを使い、自身で希望する講座を見つけること。オレンジ色「Scholarship/Stipendien」の帯が付いている講座のみが奨学金支給の対象となる。
- 申請書には、希望する講座を3つ記入すること。ただし場所およびコースの最終的な決定は、DAAD によって行われ、全ての希望に沿うことができない場合もある。応募後の希望講座の変更はできない。
奨学金の給付期間
ドイツで修士号を取得する場合の給付期間 10ヶ月~24ヶ月
- 一括 1,192€
• 旅費補助 1,050€
• 健康・傷害・個人賠償責任保険
上記金額から、受講料と宿泊費(講座開催者に手配を頼む場合)を引いた金額が、現地において現金で支給される。
旅費を含む奨学金の国外への送金は行われない。
奨学金給付内容
必要な語学能力
- ドイツ語の講義を理解し、グループワークができる程度のドイツ語能力を有すること。
- 専攻に応じて、下記のレベル以上の語学力を証明すること。有効な証明書として認められるのは、1 年以内に取得した onSet-Deutsch、TestDaF、Goethe-Zertifikat、DSD、DSH、telc Deutsch、ÖSD、Abitur(専門用語コース)。ただし 4 技能全てにおける B2 または TDN4 以上の証明書は、1 年以上前に取得したものでも構わない。また、有効期限が切れている証明書も、審査の参考になる場合があるので提出することを勧める。
- ドイツ語学、ドイツ文学、ドイツ文化学等を専攻する者:B1
- 上記科目以外を専攻する者:A2
- 博士後期課程在籍者:A1
- 上で挙げた証明書を有していない場合、DAAD の語学力証明書によって代えることもできる。大学等でドイツ語の試験を実施することができ、かつ応募者の語学力を良く知る教員に記入および署名をしてもらうこと。
応募方法
- 応募は全て DAAD ポータル(英語またはドイツ語)で行う。
- 応募者はポータル上で申請書を記入し、下記の必要書類をアップロードする。
- 応募が完了すると、提出した書類が一つの PDF データ
(Bewerbungszusammenfassung / Application Summary)として送られてくる。 - (3)を印刷の上、和文申請書とともに DAAD 東京事務所に郵送する。和文申請書以外の書類はすべてドイツ語または英語で作成すること。
提出書類
- 申請書(A1~A2レベルは英語可・それ以外はドイツ語で記入)
- 履歴書(A1~A2レベルは英語可・それ以外はドイツ語で記入)
- 動機文(A1~A2レベルは英語可・それ以外はドイツ語で記入)
- 過去2年分以上の大学の成績証明書(ドイツ語または英語)
- 高校の卒業証明書、成績証明書(ドイツ語または英語)
- 大学の卒業証明書(すでに学位を取っている場合)
- ドイツ語の語学能力証明
DAAD東京事務所への郵送書類
- 和文申請
応募締切
2024年12月2日
応募先ポータル DAAD
語学学校への留学は大学の留学に比べて申請書類が少なくてハードルは低いです。
ただし、ドイツ語の能力は必要なので基礎ができてディベートができるぐらい語学能力があるほうがよいです。金銭的にもハードルが低いためライバルは多いです。
応募者が多いので、語学能力が高い人や動機がしっかりしている方が選ばれやすい傾向にあるので、やはり留学に向けての準備はしっかり必要です。
海外留学をしたい場合、その動機が結構重要だったりするので旅行気分で行きたいだけとは違う持続力を持てる情熱が必要ですね。
情熱MAXの方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
ではまた。
※参照:ドイツ留学 daad.jp