ドイツ、芸術奨学金はドイツまたは日本の大学において芸術分野で修士号取得を目指す人を対象にドイツ留学を支援する奨学金制度です。
芸術分野には、音楽、パフォーミングアーツ、造形芸術・デザイン・ビジュアルコミュニケーション・映像の分野ごとの応募枠があります。
こちらでは、芸術分野で海外留学を目指す人におすすめの奨学金を紹介します。
芸術奨学金
現在日本の大学等の芸術分野で、修士号の取得を目指している方または上級課程においての研究やトレーニングを行うことでドイツへの留学(7ヶ月以上)を利用したい方は、こちらの芸術奨学金への応募を検討ください。
芸術奨学金の対象分野
音楽
建築
パフォーミングアーツ
造形芸術、デザイン、ビジュアルコミュニケーション、映像
応募資格 (応募時点で以下を満たすこと)
- 最終学位取得から 6 年以内である。
- ドイツ在住の場合、応募時点から遡って 15 か月以上ドイツに滞在していない。過去の通算ドイツ
滞在期間は問われない。 - 奨学金給付までにドイツの留学先から入学許可証を提出できること。
応募資格(給付中に他の国に滞在予定のある人)
- その滞在が修士号取得のために不可欠であること。
- 滞在地が日本でないこと。
- 滞在期間が、奨学金受給期間全体の 25%を超えないこと。
- 応募書類の研究計画書およびタイムスケジュールに、国外の滞在が明記されていること。
2025 年の冬学期(10 月開始)からドイツの修士課程に進学すること
奨学金支給開始以前に既にドイツの修士課程に属している者(2024 年冬学期、2025 年夏学期入学の者を含む)の応募は認めない。
芸術に関わる学術分野を専攻する人は芸術奨学金には応募できません
建築分野に応募する場合は以下記載のCPが留学先のコース履修で必要
- 120CP の課程の場合:最低 45CP
- 90CP の課程の場合:最低 34CP
- 60CP の課程の場合:最低 23CP
奨学金の給付期間
ドイツで修士号を取得する場合の給付期間 10ヶ月~24ヶ月
- 10~24 か月
- 奨学金は原則として、留学先の通常修業年数の期間(最長 24 カ月)給付される。2 年間の課程
の場合、まず 1 年間の給付が行われ、その期間の単位取得状況および学業成績に基づいて残り
の期間の延長が決定する。 - 音楽分野での応募の場合、ドイツ国家演奏家資格取得やマイスタークラッセ進学などのために延
長が認められることがある。 - 奨学金の給付は、原則として 2025 年 10 月から開始される。
ドイツで学位取得を伴わない課程に在籍する場合
- 原則として 1 年(2 学期)。個別の状況に応じて延長が認められることがある。
- 奨学金の給付は、原則として 2025 年 10 月から開始される。
奨学金給付内容
- 毎月 992€
- 健康・傷害・個人賠償責任保険
- 旅費補助(滞在が 12 か月以下であれば往復分 2,100€、13か月以上であれば片道分 1,600€)
- 研究補助費、毎年 460€
- 状況に応じて、家賃補助、家族手当、疾病手当などが給付されることもある。
- ドイツ語学習補助
- 奨学金給付決定後、渡独までに参加できるオンラインドイツ語コース
- 奨学金受給始前に付与される、2~6 か月間の現地での語学研修
- 奨学金受給期間中に参加するドイツ語コースの一部費用
- TestDaF または DSH の受験料
応募方法
- 応募は全て DAAD ポータル(英語またはドイツ語)で行う。
- 応募者はポータル上で申請書を記入し、下記の必要書類をアップロードする。
- 応募が完了すると、提出した書類が一つの PDF データ
(Bewerbungszusammenfassung / Application Summary)として送られてくる。 - (3)を印刷の上、和文申請書とともに DAAD 東京事務所に郵送する。和文申請書以外の書類はすべてドイツ語または英語で作成すること。
提出書類
- 申請書
- 履歴書
- 出版物リスト
- 動機文
- 研究計画書
- 受入承諾書または入学許可書
- 志望校報告書
- 大学の全期間の修了証明書
- 大学の全過程の成績証明書
- 語学能力証明書
- 提出作品の詳細情報を明記したリスト
- 提出作品が自らのものである宣誓書
- 作品のアップロード
DAAD東京事務所への郵送書類
- 和文申請書
- 応募書類一覧を一部
- 推薦状(減封指示によりアップロードできない場合)
応募締切
建築 9月25日
音楽 9月26日
パフォーミングアーツ 10月14日
造形芸術、デザイン、ビジュアルコミュニケーション、映像 11月11日
応募先ポータル DAAD
※参照:ドイツ留学 daad.jp