日本の学校制度一条校のIBとインターナショナルスクールのIBの違い

【日本】一条校のIBとインターナショナルスクールのIB 何が違うのか

インターナショナルスクールのIBと一条校のIB。

一体なにが違うのか?

どちらの学校が自分達に合っているのか、どちらを選べばいいのかわからない。そんな方も多いかもしれません。

選ぶ基準は人それぞれ違いますが、いくつかポイントがあります。目的に応じて決めると決めやすいのでポイントをわかりやすく解説します。

どちらの学校を選ぶかで決まる大学の進路

インターナショナルのIB校と一条校のIB校。

大きな違いは日本の大学の受験資格があるかないか

 

どちらの学校を選ぶか、一番の決め手がこれです。

日本の大学に進学したいなら一条校のIBを選んだほうが有利です。そして海外の大学に進学したい場合はインターナショナルスクールのIBを選んだほうが有利です。英語とか語学とか考える前に、どこの国の大学に進みたいかで学校を決めることが大切です。

 

日本の大学に進学する人に一条校IBがおすすめな訳

一条校についてよく知らない方こちらをご覧ください。

日本の学校の一条校って何?

 

①インターナショナルスクールを卒業しても日本の大学の受験資格がない

日本にあるインターナショナルスクールも海外のインターナショナルスクールも日本の大学の一般受験の資格はありません。それは一条校ではないから。(数は少ないですが一条校に認可されたインターナショナルスクールが日本国内にもあります)

 

②日本のインターナショナルスクールは国から認可されていない学校だから

日本にあるインターナショナルスクールは外国から日本に駐在する子女のための学校で日本国民のための学校ではありません。各種学校に値します。そのため日本の大学の受験資格がないのです。

 

③日本の大学に進学するなら日本の大学の受験資格が必要だから

日本の大学の一般受験資格に国に認可された高等学校・中等学校を卒業していることと定めてあります。

一条校は当然受験資格がありますが、日本、海外のインターナショナルスクールは受験資格がありません。

 

上記の理由から日本の大学に進学を予定しているなら一条校のIBを選んだほうが有利だというわけです。

 

インターナショナルスクールのIBを選んだ場合、日本の大学に全く受験できないのかというとそうではありません。

 

インターナショナルスクールを卒業し日本の大学受験をする方法

インターナショナルスクールの場合

募集人数はかなり少ないですがインターナショナルスクールを卒業した子女は帰国子女枠受験で日本の大学を受験することができます。ただし学部も人数も限られたかなり少ない枠になるのでその門を狙うことは大博打になるでしょう。

帰国子女枠受験に失敗したとしてもまだ日本の大学を受験する道は残されています。それは大学受験の前に高等学校卒業程度認定試験(大検)を受検することです。

子供にとっては大検とセンター試験の2度の受験をしなくてはならなくなりますから大変です。インターナショナルスクールで完全英語だった場合は日本語が身についていないでしょうから、大検の受検対策に時間をとり対策しなければならなでしょう。そのようなことを踏まえると大学受験はインターナショナルスクール卒業後、1年2年先に延びてしまうかもしれません。

 

インターナショナルスクールIB卒を有利にするには

では、インターナショナルスクールIB校を卒業した場合何であれば有利になるのでしょうか。それは海外の大学に進学することです。

海外の大学は日本のように一斉に大学受験テストを受けるわけではありません。

IBの成績表を提出してスコアをクリアし選考に合格すると入学という流れになります。

各大学は入学に必要なスコアを提示しているので、自分の成績結果を参照しスコアをクリアしている大学に出願するという方法で大学入学が決まります。

 

はじめから海外の大学に進学しようと決めているのであれば、インターナショナルスクールのIB校を選ぶことでこのスコアを利用できるため受験もなく出願もしやすいというわけです。

 

いずれにせよ高校受験時に大学の進学先を決めておくことがその後の進路を有利にします。早め早めに検討をすることが大切です。

 

Post Author: worldstudy