2021年6月15日、日本政府は「留学予定者ワクチン接種支援事業」を開始することを発表しました。
今秋留学予定の人、2021年10月までに海外へ渡航する人を対象にしています。
自治体や大学での接種が渡航に間に合いそうにない人は申請することで優先的にワクチン接種を受けることができます。現在海外留学の際は入国時または入学、入寮などでワクチン接種が必須とされている国もあるため学生も早期にワクチン接種を終える必要があります。渡航前に2回接種が必要で1回目のワクチン接種から抗体ができるまで1ヵ月半の期間を要します。早めに準備、ワクチン接種が必要です。ぜひ利用しましょう。
ワクチン接種の対象者
1、渡航先でワクチン接種が必須または強く求められている。
2、「海外の大学での学位取得」もしくは「日本の大学の留学が必須の家庭での学位取得」のため、または9ヵ月以上の期間海外の大学に渡航する必要がある
3、2021年秋(10月末)までに渡航する必要がある
4、基本的には他の代替手段がない
5、申請時点で18才以上である
※対象者は必要書類を提出した後、文科省ワクチン推奨チームにおいて審査されます。
地域によっては自治体や所属大学等の方が早く接種を受けれられる可能性もあるので確認しどちらか早い方を利用するといいと思います。
使用されるワクチンの種類
モデルナ
対象者 18才以上
1回目の接種後4週間後に2回目の接種をすること、2回目の接種後2週間後に充分な免疫が確認される
1回目のワクチンを接種してから免疫ができるまで1ヵ月半かかります。
渡航前2ヵ月までにワクチン接種を終えるよう準備が必要です。
ワクチン接種申請に必要な書類
- 申請書(ワクチン接種案内申請書兼、接種記録保有証明書)
- 同意書
- 渡航先でワクチン接種が必須または強く求められていることがわかる資料(仮訳添付)
- 渡航先の大学等からの入学許可証または入学許可がでていることがわかる資料(仮訳添付)
※(3)と(4)の書類について
渡航先で英文のワクチン接種証明証が入国の際に必要であることが求められていることがわかる資料はホームページなどの該当箇所をハイライト表示した資料を添付する必要があります。URLのみは不可ですので、ホームページの写し等で資料を作成しなくてはいけません。また英語以外の言語の場合日本語の仮訳を添付する必要があります。注意下さい。
申請書類、同意書は以下でダウンロードできます。
ダウンロード
①ワクチン接種の予約申請申込み方法
1、メールでワクチン接種の申請をする
ryugaku-vaccine ※ mext.go.jp (※を@に変えて)
件名 ワクチン接種案内申請 ○○○○(氏名)
添付書類 申請書/同意書/証明資料/入学許可書
添付書類をPDFまたはJPGでメールします。
メールする際の注意点として1通辺り10MB以内であることに注意してください。
受信側容量が10MBまでとなっているので10MBを超える場合は2回に分けて送信しないと不達になります。
2、48時間以内の返信を確認する
48時間以内にメール返信がない場合は電話で問合せましょう。
問合わせ先は以下です。
ワクチン接種問合せ先
03-6734-4970
03-6734-4977
問合わせ対応時間
平日 10:00 – 20:00
土日祝 10:00 – 17:00
②ワクチン接種会場の割り当て
メールでの申請が許可されると、ワクチン接種会場が割り当てられます。
その際に割り当てられたワクチン接種会場での予約方法がかかれてあるので、自分でワクチン接種の予約をする必要があります。会場を割り当てられただけではワクチン接種の予約はできていないので注意下さい。
大学でのワクチン接種会場は以下です。
【日本】大学での新型コロナワクチン接種スタート!留学予定者は優先接種も可
③ワクチン接種の予約をする
指定されたワクチン接種会場での予約方法に沿って自分でワクチン接種の予約をします。
④ワクチン接種会場でワクチン接種する
指定された日に会場へ行きワクチン接種をします。
その際には以下、必要書類を持参することを忘れないようにしましょう。
本人確認書類
接種券
予診票
接種記録書
海外への渡航を予定している場合、接種の際には予診票、接種記録書の日英両方に記入し持参することを忘れないようにしましょう。ワクチン接種後の接種記録保有証明の発行時に必要になります。
またワクチン接種は2回同じ会場で受ける必要がある点も注意が必要です。