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【カナダ】BC州でPNPで永住権申請をする方法まとめ

申請条件を満たしてクリアできそうなポイント数に達したらいよいよ永住権の申請をします。

 

BC州のPNP ELSSで永住権申請する場合は州と連邦政府に2回申請することになります。

最初に州政府の推薦を得てそれを持って連邦政府に永住権申請をするという感じです。

両方終わるまで永住権はもらえないので気を抜かないようにしましょう。

州政府推薦プログラムPNPについてはこちらで詳しく紹介してます

【カナダ】BC州ノミニープログラムの永住権申請条件と注意点まとめ

 

①BC州のPNPでの申請登録方法

まず初めにBC州にPNP(州政府推薦プログラム)に登録をします。

登録はオンラインで行うことができるので簡単です。

PNPの申請の中からELSSを選び(ELSSで申請する場合)、自分の情報を入力していきます。

この時点で書類を揃える必要はありませんが、PNPに登録する前に雇用主がEmployer Portalに登録しておく必要があります。雇用主の登録番号を入力するためです。またPNPに登録をする前に雇用主は登録の14日以上前に所定の求人広告を行っている必要があります。

雇用主の条件についてはこちら

【カナダ】永住権の近道!BC州のノミニープログラムBCPNPELSS対象職種一覧

招待状(インビテーション)が届くまで

オンラインでPNPの登録が終わったら、招待状が届くのを待ちます。

PNPに登録した時の自分のポイント数が抽選(ドローイング)の最低点数より高かったら、招待状がオンラインで届きます。

招待状が届いたらBC PNPの申請を完了させる手続きに入ります。

②BC州へPNP の申請方法

招待状が届いたら、いよいよBC州へPNPの申請を完了させます。

この際に申請書類の全てを用意しなくてはいけないので、学歴の証明書類などは事前に取っておきましょう。

BC PNPの申請で必要な書類

  1. ジョブオファー
  2. 年収の証明
  3. 過去の職歴
  4. 学歴の証明
  5. 英語力の証明
  6. 雇用主が条件を満たすことの証明

手続きは招待状が届いてから60日以内に完了しなくてはいけないので、事前にしっかり準備する必要があります。

BC州のPNPの申請から承認までの期間

全ての書類を提示し終えたら、手続きが完了するのを待ちます。

BC PNPの申請期間は平均して3ヵ月程ほど。

申請が承認されれば、BC州の推薦(ノミネーション)が貰えます。

③連邦政府への申請方法

BC州の推薦がもらえたら次はいよいよ連邦政府への申請です。

連邦政府への申請はノミネーションを受け取ってから6ヵ月以内に完了しなくてはいけません

ここでも期限があるので注意して準備しましょう。

連邦政府への申請で必要な書類

  1. ジョブオファー
  2. 年収の証明
  3. 過去の職歴
  4. 学歴の証明
  5. 英語力の証明
  6. 雇用主が条件を満たすことの証明
  7. 健康診断
  8. 警察証明(無犯罪証明)

BC PNPの申請の時とほとんど同じ書類が必要ですが、健康診断と警察証明が追加で必要です。

警察証明は18才以降に半年以上の滞在がある国全てで必要です。

日本で取る場合は住んでいる県の警察署、海外での滞在経験がある場合は滞在地の警察署で出してもらう必要がありますが、どこの警察署に届ければいいかわからない場合はまずその国にある在大使館にメールで問い合わせると教えてもらえると思います。日本ではスムーズな手続きができますが、他国は状況により待つことも考えられますのでご注意下さい。

申請から承認までの期間

連邦政府へ申請してから承認されるまでの期間は15ヵ月ぐらいです。

承認が得られるまで申請時のスタータス保持しなくてはいけません

申請時の就労先での就労ビザをを維持することが一番難しいかもしれません。またワーホリの場合永住権申請中に期限が切れてしまうことが問題です。

BC州でPNPの申請が承認されるまで3ヵ月、連邦政府へ申請してから承認されるまでが15ヵ月としてトータル18ヵ月(1年6ヵ月)の間、就労ビザを維持することが個人では難しいため初めからトータルでサポートしてくれるエージェントを利用する方がストレスは少ないと思います。

永住権の申請自体は条件さえ揃えば個人で一人でできることですが、承認されるまで待ち続けることは大変かもしれません。承認待ち中に滞在ビザが切れたり、雇用主がビザ手続きをしてくれないなどのトラブルがなければいいですが、それも事前の準備次第かもしれません。

申請の流れ・まとめ

カナダBC州でPNPで永住権申請をする方法

  1. 特定の職種で9ヵ月ブリティッシュコロンビア州で働くと申請できる
  2. 特定の職種の分野が比較的簡単な仕事でできる
  3. 申請者は英語力またはフランス語力を証明が必要
  4. 申請者は年収の条件をクリアする必要がある
  5. 雇用主側にも申請条件がる(業歴、従業員数)
  6. 申請はポイント制・申請中にもポイントをあげることができる
  7. 申請はBC州と連邦政府へ2回行う
  8. 申請期間中は申請時のステータスを保持しなくてはいけない

カナダの永住権申請には上記のような条件がありますが、BC州は専門性が低い職種でも永住権申請ができるのでスキルのない人や若い人でもチャレンジしやすいため、日本人に人気の州です。

カナダではどこの州で申請すれば永住権が取りやすいかは人により変わります。

専門職スキルが高い人であればBC州にこだわる必要はありませんが、オンタリオ州などは人口の50%以上を移民が占めているためすでに永住権が取りにくくなっているとも言われています。

最短でカナダの永住権取得を目指すなら州のノミニープログラムを使うのが一番の道ですが、他の州のノミニーと見比べて自分はどの州であれば可能性が高いのか、ポイントが稼げるのかなどよく分析してから行動することが成功への鍵です。

学生ビザを取る際の州選びの段階で、カナダ永住権のプロセスはスタートしていることを忘れずに。

Post Author: worldstudy